統計データ公開 2021年上半期編

当サイトにおける統計データの一部を公開します。2021年上半期編。

投稿日: 2021年08月30日

統計データ公開 2021年上半期編

はじめに

TQ-SEED 運営の YUKA です。

多数のお申し込み、Web サイトへのアクセスが積み重なり、統計的に十分な量のデータが集まったため、統計データの一部を公開します。 本記事で掲載しているデータは 2021 年 8 月 30 日時点の累計データを基にしています。

精子提供に関して

精子提供を希望する理由

順位希望する理由割合
1 位男性不妊約 5 割
2 位選択的シングルマザー約 4 割
3 位LGBTQ約 2 割

当サイトで精子提供を希望する理由の内訳です。

3 位の LGBTQ は、同性パートナー、FTM、GID などの理由による希望者をまとめたものになっています。

一番多い理由は男性不妊でした。医療機関による AID などの選択肢もある中で、当サイトの精子提供による妊娠を選択することは非常に重たい決断であり、日本国内の法整備に課題があることを示しています。

前回の記事、「精子ドナーの選び方」でまとめましたが、面談可能で信頼できるドナーを探すことは非常に困難であるため、当サイトの利用に至っているものと想定します。

希望者の年齢層

順位年齢層割合
1 位35 歳 ~ 39 歳約 3 割
2 位30 歳 ~ 34 歳約 3 割
3 位25 歳 ~ 29 歳約 2 割
4 位20 歳 ~ 24 歳約 2 割
5 位40 歳 ~ 45 歳約 1 割

1 位の 35 ~ 39 歳は、日本産婦人科学会の定義によれば高齢出産に該当する年齢層です。

1 ~ 2 年毎に一人ずつ、というように希望した通りの間隔で出産できるとは限りません。年齢の上昇に伴って妊娠できる確率は男女ともに下がっていくため、出産したい人数に応じて早い段階から妊活を始めることを推奨します。

欲しい人数絶対 達成率 90%できれば 達成率 75%どちらでも 達成率 50%
1 人32 歳37 歳41 歳
2 人27 歳34 歳38 歳
3 人23 歳31 歳35 歳

データの出典: Human Reprod, 30 (9), 2215-2224,2015

上記の表は、欧州の生殖医療専門誌に掲載された、欲しい子供の人数と妊活を始める年齢の関係を示したものです。

絶対に三人の子供を産みたいのであれば、23 歳から妊活を始めないといけないそうです。これは自然妊娠に限定したデータなので、不妊治療を実施することで、高齢になっても妊娠する確率を上げられる可能性はありますが、高額な治療費を支払うかどうか、選択することになります。

男性不妊が理由ではない希望者は年齢が低くなる傾向がありました。日本国内の晩婚化、最後の手段としての第三者からの精子提供という立ち位置からこのような結果になっていると思われます。 理由別の年齢層も、統計的に十分な申し込みがあれば公開するかもしれません。

Web サイトへのアクセス

Webサイト

デバイス

順位デバイス比率
1 位モバイル90%
2 位パソコン9%
3 位タブレット1%

当サイトへのアクセスにおけるデバイス比率です。

正直なところ、ここまでモバイルデバイスの比率が大きいのは想定外でした。普段はパソコンの画面で Web サイトの動作確認をすることが多いため、今後はより一層モバイルデバイス向けの最適化を意識する必要があると感じました。

幸い、Web ページのパフォーマンス、モバイルユーザビリティで問題が見つかっていないため、この状態をできる限り維持していきたいと思います。

流入元

順位流入元比率
1 位Twitter42.3%
2 位Google27.5%
3 位Yahoo! JAPAN8.7%
4 位Bing1.1%
5 位携帯キャリア検索0.4%

どこから当サイトにアクセスしたのかを示した順位表です。

Twitter が 1 位になっていますが、瞬間的にアクセス数が増えるのが Twitter の特徴で、平時は Google などの検索エンジンからの流入よりもかなり少ないのが現状です。

直接アクセスや測定できないアクセスも多いです。掲示板サイトやブログランキングからの流入も軽微ですが存在しています。

携帯キャリア検索はdmenu 検索au Web ポータルのような携帯キャリアの検索サイトのことです。

引き続きアクセス数を増やすこと自体は目的とせず、あくまでも役に立つ情報や機能、サービスを拡充する運営を維持していきます。

よく見られているブログ記事

内容そのものよりも検索順位や Twitter の流入に依存しているため、この順位自体は内容が良い記事の順位とは言えません。

傾向としてはやはり話題性のある記事へのアクセスが伸びやすいですが、調べたい事柄の回答になっている記事も検索からよく流入してくることがわかりました。

あとがき

今後も不定期に統計データを公開したいと思います。限られたデータではありますが、参考になれば幸いです。

精子提供を受けることを検討していて、気になるデータがあれば問い合わせフォームTwitter の DMからお問い合わせください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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